パナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX113DL」と「NA-LX113CL」は、どちらも高性能なモデルとして人気がありますが、見た目はよく似ていても細かな違いがあります。

特に、操作性や搭載機能、そして価格差などは、購入前にしっかりチェックしておきたいポイントです。
この記事では、それぞれのモデルがどんな人に向いているのかを含めて、使いやすさ・機能・デザイン・コスパなどの面から比較し、選び方のヒントをお伝えします。
「自分にとって本当に使いやすいのはどっち?」「価格差の理由は?」といった疑問に答える内容になっていますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
▼NA-LX113DL(上位モデル)
▼NA-LX113CL(ベーシックモデル)
洗濯機選びで大切にしたいポイント
忙しい毎日をサポートする洗濯機の選び方
日々の家事の中でも、洗濯は時間と手間がかかる作業の一つです。
特に仕事や育児で忙しい方にとって、洗濯機の使いやすさや機能性は重要なポイントとなります。
操作が簡単で直感的に使えること、洗濯から乾燥までをスムーズに行えることが求められます。
乾燥機能や省エネ性能の重要性
天候に左右されずに洗濯物を乾かせる乾燥機能は、忙しい方にとって大きな助けとなりますし、省エネ性能が高いモデルを選ぶことで、電気代の節約にもつながります。

特にヒートポンプ式の乾燥機能は、低温で衣類を傷めずに乾燥でき、エネルギー効率も良好です。
次に、各モデルの特徴とメリットについて詳しく見ていきましょう。
NA-LX113DLの特徴とメリット
タッチパネルでスムーズに操作できる
NA-LX113DLの大きな特長のひとつが、操作部に搭載された
/
フルフラットガラス&カラータッチパネル
\
です。
見た目がスタイリッシュなだけでなく、スマホのような直感的な操作ができるので、慣れるのにも時間がかかりません。

たとえば、毎日の洗濯でよく使うコースを登録しておける「わたし流コース」もワンタッチで呼び出せて、忙しい朝でもサッと操作できます。
従来のボタン式よりも、視認性が高く、迷いにくい点が好評のようです。
はっ水回復コースが搭載されている
NA-LX113DLだけに搭載されている便利な機能として、「はっ水回復コース」があります。
スポーツウェアやアウトドア用品など、水をはじく性能が求められる衣類を、自宅でケアできるのが大きな魅力です。
このコースでは、温風で生地を整えることで撥水性をよみがえらせる仕組みになっていて、衣類の買い替えやクリーニングの手間が減らせる点でもメリットが大きいと感じます。
スマホ連携でさらに便利に
スマートフォンとの連携機能(専用アプリ「スマホで洗濯」)にも対応していて、外出先から洗濯の進行状況を確認したり、洗濯終了を通知で受け取ったりすることができます。
洗剤や柔軟剤の残量までチェックできるので、買い忘れも防げて安心です。
家事の段取りを立てやすくなるので、「洗濯機が自分の代わりに動いてくれている」ような感覚が持てるのは、日々のストレス軽減にもつながると思います。
▼NA-LX113DL(上位モデル)
NA-LX113CLの特徴とメリット
シンプル操作で使いやすい
NA-LX113CLの魅力は、何といってもシンプルでわかりやすい操作性です。
上位モデルのNA-LX113DLと比べると、タッチパネルではなく物理ボタンの操作ですが、その分「どこを押せばいいか」がすぐに分かるので、機械が苦手な方でも使いやすい設計になっています。

特に、洗濯機にあまり複雑な操作を求めていない方にとっては、このシンプルさが安心感につながるはずです。
基本性能はしっかりカバー
操作部に違いはあるものの、NA-LX113CLも洗浄力や乾燥性能といった基本的な機能は、上位モデルとほとんど同じ水準になっています。
たとえば、洗濯11kg・乾燥6kgの大容量や、「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」などの便利な機能もしっかり搭載されています。
洗剤の量を毎回量る必要がなくなるので、手間がひとつ減るだけでなく、使いすぎや入れ忘れも防げる点は、共通してうれしいポイントです。
ヒートポンプ乾燥でふんわり仕上げに
乾燥機能には「低温風パワフル乾燥(ヒートポンプ式)」が採用されていて、電気代をおさえつつ、衣類をやさしくふんわり乾かせるのが特徴です。

部屋干しのニオイが気になる時期や、天候が読めない季節にも心強い存在になってくれます。
このあたりの乾燥性能は、上位モデルと同じくしっかり備わっているので、コストを抑えながら性能も重視したい方には向いています。
▼NA-LX113CL(ベーシックモデル)
機能の違いを比較
操作パネルの違いが印象を大きく分ける
NA-LX113DLとNA-LX113CLの一番大きな違いは「操作方法」にあります。
DLモデルはタッチパネル式、CLモデルはボタン式。
見た目の印象も使い勝手も、この違いが購入の決め手になることが多いようです。
DLモデルのタッチパネルはすっきりしていて、まるでスマホのような操作感。

慣れればとても使いやすく、
好みに合わせて設定をカスタマイズしやすいのが特徴です。
一方で、CLモデルのボタン式は「操作がすぐ分かる」「どこを押せばいいかが明確」といった安心感があります。

誰でも直感的に使いやすいのは、
ボタン式ならではの良さだと思います。
「はっ水回復コース」の有無
もうひとつ大きな違いは、NA-LX113DLにのみ搭載されている「はっ水回復コース」の有無です。
この機能は、アウトドアウェアや通学用のレインコートなどを家庭でケアしたい方には便利なポイント。

衣類の撥水性を復活させられるのはクリーニングに出す手間が省けるので助かります。
ただし、この機能をあまり使わないという方にとっては、大きな差と感じない可能性もあります。
自分のライフスタイルに合っているかどうかで判断するのが良さそうです。
価格に影響しない共通機能も多い
実は、洗濯容量・乾燥方式・自動投入・ナノイーXなど、日常的に重宝する多くの機能は、両モデルでほぼ同じです。
「乾燥の仕上がりがふんわりしている」「ニオイが気にならない」「洗剤を量らなくていい」など、共通して便利と感じられる部分は多いため、どちらを選んでも基本的な満足度は高いと考えられます。
相違点を表にまとめました
ここまでの違いをわかりやすく整理すると、次のようになります。
比較項目 | NA-LX113DL(上位モデル) | NA-LX113CL(ベーシックモデル) |
---|---|---|
操作方式 | タッチパネル | ボタン式 |
はっ水回復コース | あり | なし |
スマホ連携 | 対応(専用アプリ) | 対応(同様に使える) |
外観デザイン | スタイリッシュでフラットな見た目 | シンプルで親しみやすい |
洗濯・乾燥容量 | 11kg・6kg(共通) | 11kg・6kg(共通) |
乾燥方式 | ヒートポンプ(共通) | ヒートポンプ(共通) |
価格帯(目安) | やや高め(DLが3万円ほど高い) | 抑えめ(コスパ重視) |
デザインやサイズ感の比較
見た目の印象はDLモデルがやや上品
NA-LX113DLは、ガラスのフラットタッチパネルを採用していることもあり、全体的にスタイリッシュで洗練された印象があります。
ボタンがなく、操作面がフラットなため、インテリアとしてもすっきりとまとまりやすく、特にナチュラルモダンやシンプルなインテリアに馴染みやすいと感じます。
一方のNA-LX113CLは、従来型の物理ボタン式操作パネルを搭載していて、若干カジュアルな印象になります。
ただし、それが「使いやすそう」「親しみやすい」と感じる方も多く、見た目の印象で好みが分かれるポイントとも言えそうです。
本体サイズは共通、設置スペースの心配はなし
サイズについては、どちらのモデルも本体の幅・奥行き・高さはほぼ同じで、寸法はおよそ幅600mm×奥行722mm×高さ998mm(給・排水ホース含む)。
このため、「DLの方がサイズが大きい」といったことはなく、どちらを選んでも設置スペースに関して大きな違いはありません。

ドラム式洗濯機全体の中でも、比較的コンパクトな部類に入るので、マンションなど限られたスペースでも置きやすいのはうれしいところです。
カラーはほぼ共通、違いは細部の印象
カラーはどちらも「クリスタルホワイト」がベースとなっており、非常に明るく清潔感のある印象です。
DLモデルはガラスパネルによって光の反射で少し艶っぽく見えるのに対し、CLモデルは操作ボタンまわりがややマットな印象になるため、質感での違いは感じられるかもしれません。
どちらも空間を圧迫しにくく、洗面所まわりを清潔に見せたい方にはぴったりです。
使いやすさと操作性の違い
タッチパネルとボタン操作、それぞれの良さ
NA-LX113DLは、カラータッチパネルを採用しているため、操作画面がとてもスッキリしています。
使う人によっては「まるでスマホみたい」と感じるかもしれません。

洗濯コースの選択や詳細設定も、画面を指でタップするだけで直感的に操作できるので、設定変更のハードルが低く、家族で共有しても迷いにくいのが魅力です。
一方、
NA-LX113CLは物理ボタン式で、パネルに「標準」「お急ぎ」「おしゃれ着」といったコース名が明記されているため、初めて使う方や年配の家族でも迷わず操作しやすい印象です。
押したときの反応も分かりやすく、シンプルに使いたい方には安心感があります。
設定変更やカスタマイズの柔軟さ
DLモデルには「わたし流コース」といって、洗い方や脱水の強さなどを自分好みに設定して記録できる機能があります。
これにより、毎回細かく設定し直す手間がなくなり、自分にとってちょうどいい仕上がりをボタンひとつで再現できるようになります。これはタッチパネル式ならではの柔軟さです。
対してCLモデルは、あらかじめ用意された洗濯コースを選ぶスタイルなので、「決まった使い方をしたい」「あれこれ迷いたくない」といった方にはぴったりです。

必要最低限の設定で済むという点では、むしろ手軽さが強みと言えます。
自動投入や乾燥予約などの共通機能も便利
使いやすさという点では、両モデル共通の「液体洗剤・柔軟剤の自動投入」や、「ナノイーX除菌・脱臭」「温水泡洗浄W」なども見逃せません。
これらの機能はどちらのモデルにも搭載されていて、日常の洗濯をラクにしてくれます。
また、タイマー予約や乾燥終了後のシワ軽減機能などもあり、「機能が多すぎて使いこなせないかも」と心配になる方でも、基本的な使い方はとてもシンプルにまとめられています。
価格とコストパフォーマンス
実勢価格の違い
NA-LX113DLとNA-LX113CLの価格差は、販売店や時期によって多少の変動はあるものの、DLモデルの方が上位機種となっていて、そのぶん価格もやや高めに設定されています。
この価格差の理由は、主にタッチパネルの搭載や「はっ水回復コース」といった付加機能の有無によるもの。

見た目や細かい使い勝手にこだわりたい方にとっては、その差額以上の価値を感じるかもしれません。
価格以上に感じる使いやすさは?
たとえば、DLモデルのタッチパネル操作やカスタム設定機能が「毎日使う中での快適さ」につながるのであれば、価格差以上の満足感が得られる可能性があります。
忙しい中で家事の手間を減らしたいと考えている方には、初期投資として受け入れやすい範囲かもしれません。
一方で、「そこまで多機能じゃなくていい」「標準的な機能がしっかりしていれば十分」という方にとっては、CLモデルの方がコストパフォーマンスが高いと感じられるはずです。
必要な機能がしっかり揃っていて、価格を抑えられるのは大きな魅力です。
電気代やランニングコストは大差なし
気になる電気代などのランニングコストについては、両モデルとも乾燥方式は「ヒートポンプ式」で、省エネ性能はほぼ同じです。
年間消費電力量や水使用量に関してもほぼ差はなく、月々の光熱費に明確な違いが出ることはあまりありません。
このため、価格差はあくまで本体代金に集中していて、長く使う中での維持費はそれほど気にしなくても大丈夫だと言えるでしょう。
こんな方におすすめ
NA-LX113DLがおすすめな方
NA-LX113DLは、洗濯機に「使いやすさ」や「見た目の美しさ」、そして「細かなカスタマイズ性」を求める方に特におすすめです。
スマホ感覚で操作できるタッチパネルは、一度使うと戻れないという声もあるほど。
毎日の洗濯を少しでも快適に、そしてスムーズにこなしたいと考える方には、しっくりくるモデルだと思います。
また、「はっ水回復コース」が使えるので、アウトドアウェアや子どものレインコートを自宅でメンテナンスしたいと考える方にも向いています。

自分でお手入れする機会が多い方にとっては、そのひと手間が省けるだけでストレスが軽くなるはずです。
「せっかくなら満足度の高い上位モデルを選びたい」と考えている方には、DLのほうがぴったりです。
▼NA-LX113DL(上位モデル)
NA-LX113CLがおすすめな方
一方で、NA-LX113CLは「基本機能がしっかりしていればOK」「操作はできるだけシンプルなほうが安心」と感じる方に向いています。
物理ボタンによる分かりやすい操作は、誰でも迷わず使えるという安心感があります。
また、「できるだけ予算を抑えたいけど、性能には妥協したくない」という方にとっても、CLは魅力的な選択肢です。

DLと同じ乾燥性能・洗剤自動投入・ナノイーXなど、日々の洗濯をサポートする機能がしっかり詰め込まれていて、コスパ重視派にはぴったりです。
「高機能だけど使いすぎない」「必要なものがちゃんと揃っている」という絶妙なバランス感が、CLモデルの持ち味だと思います。
▼NA-LX113CL(ベーシックモデル)
最終的にどちらを選ぶべき?
NA-LX113DLとNA-LX113CLは、どちらも基本性能がしっかりしていて、日々の洗濯をスムーズにしてくれる頼もしいドラム式洗濯乾燥機です。
だからこそ、「どちらを選べば後悔しないか?」という視点で考えると、やはり生活スタイルや家事に対する価値観がポイントになります。
毎日をもっと快適にしたいならDL
NA-LX113DLは、タッチパネルによる操作性の高さ、見た目のスタイリッシュさ、そして「はっ水回復コース」といった+αの機能が魅力です。
洗濯に対してストレスを感じていたり、少しでも家事効率を上げたいという方には、日々のちょっとした違いが積み重なって、満足感につながるはずです。

また、スマホとの連携や設定のカスタマイズなど、自分に合った使い方をしたい方には、DLの柔軟性がフィットします。
「せっかく買うなら、自分の暮らしにしっかり寄り添ってくれるものを選びたい」と思う方には、DLモデルがより納得のいく選択になるでしょう。
▼NA-LX113DL(上位モデル)
必要な機能だけをしっかり使いたいならCL
一方で、NA-LX113CLは「高機能だけど難しくない」「コスパの良い選択をしたい」と考える方にぴったりです。

余分な装飾を省いたシンプルなデザインと、押せば分かる操作ボタンは、初めてのドラム式でも安心して使える要素が詰まっています。
また、DLに比べて価格が抑えられているので、洗濯機にあまり高い投資をしたくない場合や、必要な部分だけを重視したい方にも適しています。
「派手さはいらないけど、性能はしっかり欲しい」そんな思いをカバーしてくれる一台です。
▼NA-LX113CL(ベーシックモデル)
まとめ
最終的には、「見た目や使いやすさにこだわりたいか」「コスパを重視したいか」で選ぶのがわかりやすい判断軸になります。
* 快適性・カスタマイズ性・見た目も重視したい → NA-LX113DL
* 必要な機能だけあればいい・コスト重視 → NA-LX113CL
どちらを選んでも、洗濯や乾燥の基本性能には大きな差はないので、ご家庭のライフスタイルに合った一台を見つけていただければと思います。
改めて、2つの相違点についてまとめます!
* 操作性の違い:DLはタッチパネル式、CLは物理ボタン式で直感的な使いやすさに差がある
* 機能面:DLには「はっ水回復コース」あり、CLにはなし。その他の洗濯性能は共通
* デザイン・見た目:DLはスタイリッシュ、CLは親しみやすいシンプルなデザイン
* 価格差:DLのほうが高め。そのぶんの付加価値があるかどうかが選び方の分かれ目
* どちらも高性能:共通機能も多く、基本的な洗濯・乾燥性能に大きな差はない
▼NA-LX113DL(上位モデル)
▼NA-LX113CL(ベーシックモデル)
最後までお読みいただきありがとうございます。

洗濯機選びは毎日の快適さに直結するもの。ご自身の暮らしに合った一台に出会える参考になれば嬉しいです。