「新しいBistroに買い替えるべき? それとも旧型で十分?」
パナソニックのBistroスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D(新型)」と「NE-UBS10C(旧型)」は、どちらも多機能で人気のモデル。
だけど実際にどこが変わったのか、パッと見では分かりにくいですよね。

この記事では、両モデルの仕様や使い勝手を比べながら、「揚げ物をよく使う家庭に向いているのは?」「レシピ数が多いのは?」など、選ぶ際に気になるポイントを丁寧に解説しています。
価格差や使い勝手のリアルな違いを整理したうえで、自分に合った1台が見つかるようなヒントをお届けしますので、「どっちを選べばいいか分からない…」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼パナソニック NE-UBS10D▼
▼パナソニック NE-UBS10C▼
商品比較の土台を整理
両モデルの基本仕様まとめ
パナソニックBistroの新型NE-UBS10Dと旧型NE-UBS10Cは、共に庫内容量30Lで、大火力ヒーター・両面グリル・コンベクションオーブン・過熱水蒸気(スチーム)などの基本機能は同等です。
どちらも高精細64眼スピードセンサー搭載で、食材の量や温度に応じた自動加熱が可能です。
また、左右背面ピッタリ設置可能な省スペース設計や、ドアのソフトダンパー機構を備えていて、使いやすさと設置場所への配慮も共通しています。
本体サイズも同じく、幅約49.4cm × 奥行き43.5?cm × 高さ37.0cm、重量はNE-UBS10Dが約19.7kg、NE-UBS10Cは約19.9~20kgとほぼ差がありません 。
両モデルの共通ポイント
* 自動メニュー豊富:どちらもスチームを使った多彩な自動調理メニューを搭載。
* スマホ連携:キッチンポケットアプリ対応。食材を撮影すると、あなたのレンジに適切な加熱レシピを送信可能。
* お手入れしやすさ:庫内オートクリーン加工や、食洗機対応のヒートグリル皿・角皿によって手入れがラクにできます。
比較表
比較項目 | NE-UBS10D(新型) | NE-UBS10C(旧型) |
---|---|---|
発売日 | 2024年6月 | 2022年モデル |
本体サイズ・重量 | 約49.4×43.5×37.0cm・約19.7kg | 同サイズ・約19.9~20kg |
おまかせグリル | あり(進化版) | あり |
熱風フライ | 対応 | 非対応 |
凍ったまま調理 | 対応(進化版) | 対応 |
ワンボウル調理 | 対応(ガラスボウル使用可) | 対応 |
自動洗浄・脱臭 | クエン酸洗浄など充実 | 一部機能あり |
レシピ数 | 約234種類+アプリ連携 | 同程度 |
スマホ連携 | 対応(食材スキャン対応) | 対応 |
価格帯 | 約158,000円前後 | 約135,000円前後 |
▼パナソニック NE-UBS10D▼
▼パナソニック NE-UBS10C▼
次は、新型NE-UBS10Dの魅力を見ていきましょう。
新型NE-UBS10Dの特徴
おまかせグリル+熱風フライ対応
NE-UBS10Dでは、「おまかせグリル」機能がさらに進化しています。
食材を入れてスタートボタンを押すだけで、裏返さずに両面をこんがり焼き上げてくれるので、忙しい夕食時にも頼りになります。魚や鶏肉のグリルはもちろん、厚切りトーストもムラなく焼き上がります。

そして、今回の目玉とも言えるのが「熱風フライ」機能。高温の熱風で、油を使わずに揚げ物のような仕上がりを実現します。
市販の冷凍フライをサクッと仕上げるのはもちろん、自宅で作るフライやコロッケにも使えます。小さな子どもがいる家庭や、カロリーを気にする方にとってはかなりうれしいポイントです。
ワンボウル&グリル調理の充実
NE-UBS10Dは、1つの耐熱ボウルに材料を入れるだけで煮込み料理やスープが完成する「ワンボウル調理」も得意です。
ガラスボウルを使えば、中が見えやすくて安心ですし、後片付けもシンプルに済みます。

また、スマホアプリとの連携機能も強化されていて、冷蔵庫にある食材をアプリで撮影すると、それに合わせたレシピが表示され、そのままレンジで調理がスタートできます。
料理のアイデアに迷ったときにも、スムーズに献立を決められるのが助かります。
清掃しやすさ&便利な機能
NE-UBS10Dはお手入れ面でも進化しています。給水タンクは従来通り650mLとたっぷり入り、自動でクエン酸洗浄が可能。
ニオイや水垢の原因になりやすいスチーム系の配管もきれいに保てます。
また、ドアの開閉にはソフトダンパーを搭載し、「バタン」と音を立てずに静かに閉まるのも、細かいけれど嬉しい工夫です。
加えて、インバーター制御と待機電力ゼロ設計により、省エネ性にも配慮されています。
旧型NE-UBS10Cの魅力
自動メニュー・レシピ数の豊富さ
NE-UBS10Cの強みは、搭載されている自動メニューとレシピの多さです。
自動メニューは234種類、公式アプリ連携を含めると267種類ものレシピに対応しています。和食、洋食、中華からスイーツまで幅広く、調理が不慣れな方でも失敗しにくいように工夫されています。
特に助かるのが、日常使いしやすい定番料理が豊富な点。例えば肉じゃがや焼き魚、パスタなど、家族の定番メニューを簡単に仕上げられるのは魅力です。
メニューの選択肢が多いことで、「今日は何を作ろう?」と迷ったときの頼れる相棒になってくれます。
おまかせグリル+凍ったまま調理対応
NE-UBS10Cも「おまかせグリル」機能を搭載しており、裏返さずに両面焼きができる点は新型と同じ。鶏の照り焼きや焼き魚も、ひっくり返す手間なく仕上がるのはやはり便利です。

さらに、「凍ったままワンボウル」調理にも対応していて、冷凍ストックのまま調理できる点も特徴的。
忙しい朝や帰宅後すぐに食事を作りたいときに、解凍の手間なしでスムーズに調理できるのはありがたい機能です。
スピード機能&フライあたため搭載
NE-UBS10Cは、従来モデルに比べて加熱時間が最大38%も短縮されていて、電子レンジとしてのスピード感にも優れています。
1分でも時短できることが多い日常では、ちょっとした差が大きなゆとりになります。
また、冷凍フライの温め直しに便利な「フライあたため」機能があるのもポイント。揚げたてのようなサクッと感を再現できるので、お惣菜やお弁当のおかずの再加熱にも重宝します。
両モデルで何が同じ?
基本性能&便利機能
NE-UBS10DとNE-UBS10Cは、シリーズ共通の強みである「高火力ヒーター」や「過熱水蒸気スチーム」、「両面グリル」に対応していて、どちらを選んでもBistroの基本性能はしっかりと備わっています。

これらの機能により、焼き物はふっくらジューシーに、蒸し料理はしっとり仕上がり、家庭のキッチンでプロのような味を目指せます。
また、両モデルともに「64眼スピードセンサー」が搭載されていて、食材の分量や温度に応じて加熱具合を自動調整してくれる点も共通。
ごはんの温めや牛乳の加熱など、日常的によく使う機能でもムラなく仕上がる安心感があります。
さらに、スマホと連携する「キッチンポケットアプリ」に対応していて、アプリからレシピ検索→ワンタップで本体に送信できるという流れも両機種共通。最新家電らしい便利さがしっかり詰まっています。
省スペース設計&使いやすさ
設置面でも、NE-UBS10DとNE-UBS10Cはどちらも「左右・背面ピッタリ設置」が可能な省スペース設計。
狭いキッチンでも壁ぎわにスッキリと置けて、置き場所に困りません。
また、扉の開閉にはどちらも「ソフトダンパー」が採用されていて、手を放しても静かに閉まります。

毎日使う家電だからこそ、こういった細やかな気配りは嬉しいところですね。
どちらが向いている?ターゲット別のおすすめ
NE-UBS10DとNE-UBS10Cは、どちらも高性能なスチームオーブンレンジであることに違いはありませんが、それぞれに合う「使う人のスタイル」は異なります。
ここでは、選びやすくするために、それぞれがどんな人に向いているのかを整理してみます。
NE-UBS10Dがおすすめの人
NE-UBS10Dは、最新モデルらしく調理の自動化や快適さに特化していて、特に「揚げ物や焼き物をよく使う家庭」に向いています。
裏返さなくても両面こんがり仕上がる「おまかせグリル」や、油を使わずにサクッと揚げ物が作れる「熱風フライ」は、日々の調理をもっとラクにしてくれます。
また、ガラスボウルを使った煮込み調理や、スマホ連携で食材をスキャンするだけのレシピ提案など、キッチンの“時短+工夫”を求める方にもぴったり。
手間を減らしながら、料理の幅を広げたい人には特におすすめです。
NE-UBS10Cがおすすめの人
一方、NE-UBS10Cは「価格を少しでも抑えつつ、しっかりと多機能を活用したい人」にぴったりです。
自動メニューやレシピの数が非常に多く、調理に慣れていない方でも安心して使えるよう工夫されています。
また、「凍ったまま調理」や「フライあたため」といった、日常のちょっとしたシーンで役立つ機能が充実しているので、冷凍ストックをよく使う方や、お惣菜をよく活用する方にも相性がいいです。
基本性能は十分備えているため、コスパ重視の方にも納得できる選択肢です。
▼パナソニック NE-UBS10D▼
▼パナソニック NE-UBS10C▼
実際の利用シーンで比べてみる
実際に使うシーンを想像すると、それぞれのモデルの強みや違いがよりはっきり見えてきます。
ここでは、毎日の生活の中でよくあるシチュエーションに合わせて、NE-UBS10DとNE-UBS10Cを比較してみましょう。
朝の時短に役立つのは?
忙しい朝に「冷凍パスタ」や「パンの温め」をパパッと済ませたいときは、どちらのモデルも十分に頼りになります。
ただ、NE-UBS10Dはセンサー精度が高く、加熱ムラが少ないので、冷凍食品を温めるときでも均一に仕上がる安心感があります。

また、NE-UBS10Dでは「ワンボウル調理」のレシピがより進化していて、冷凍状態のままパスタやスープが作れるため、朝の時間をさらに短縮できます。
お弁当や夕食に揚げ物を活用するなら?
「熱風フライ」機能があるNE-UBS10Dは、まさにこのシーンで実力を発揮します。
お弁当用に冷凍のコロッケをカリッと仕上げたり、夕食にとんかつや唐揚げを揚げずに調理したりと、キッチンの油跳ねストレスをなくしてくれるのは大きなメリットです。
NE-UBS10Cにも「フライあたため」はありますが、揚げ直しに特化した機能なので、ゼロから作る場合にはやや手間がかかります。
パン・スイーツ作りの温度管理は?
どちらのモデルもコンベクションオーブンとして使えるので、パンやお菓子作りにも対応しています。
NE-UBS10Dはヒーター制御がより細かくなっていて、温度安定性が高いため、焼きムラが気になるスポンジケーキやシュー生地なども安定した仕上がりを目指せます。
一方、NE-UBS10Cも基本性能は十分で、ロールパンやクッキーなど日常的なお菓子作りにはしっかり対応しています。
お手入れのしやすさは?
NE-UBS10Dは「クエン酸洗浄」や「自動配管洗浄」など清掃機能がさらに充実していて、長く使ううえでのメンテナンスがぐっとラクになります。

スチーム系の機能は便利な反面、内部の水垢やニオイが気になることもあるため、こうした配慮は嬉しいところです。
NE-UBS10Cもお手入れ面での工夫は多くありますが、自動洗浄や脱臭機能の手間軽減という面では新型に一歩リードされている印象です。
迷ったときの「決め方チェックリスト」
ここまで読んできて、「どちらも良さそうで決められない…」という方も多いかもしれません。
そんなときは、自分のライフスタイルや調理スタイルに照らし合わせて考えてみるのがコツです。
以下のチェックリストを参考に、どちらのモデルがより合っているかを整理してみてください。
NE-UBS10D向きのチェックポイント
* 揚げ物をよく作る(またはヘルシーに楽しみたい)
* 調理の手間をできるだけ減らしたい
* ボウル1つで煮物やスープが作れると助かる
* 見た目や仕上がりにもこだわりたい
* 自動洗浄やクエン酸洗浄で清潔さをキープしたい
これらに複数当てはまる方は、NE-UBS10Dが生活の質を上げてくれる一台になるはずです。
NE-UBS10C向きのチェックポイント
* 価格を少しでも抑えたい
* 自動メニューやレシピが豊富な方が安心
* 冷凍ストックを使った時短調理を重視している
* 基本性能はしっかりしていれば十分
* 揚げ物はあたため直しができればOK
これらが当てはまるなら、NE-UBS10Cの方が納得感のある買い物になりそうです。
最後にぜひ伝えたいこと
ここまで、NE-UBS10DとNE-UBS10Cの違いや共通点、使い方のシーンなどをご紹介してきました。
どちらもBistroならではの高性能を備えた、頼れるスチームオーブンレンジであることは間違いありません。
ただ、どちらを選ぶかは、「自分の毎日の調理スタイル」と「どこに一番価値を感じるか」によって決まってくると思います。

NE-UBS10Dは、まさに“おまかせ調理”の完成度を求める方にぴったり。
揚げ物が簡単に仕上がったり、煮込み料理がボウルひとつでできたりと、時短と仕上がりのバランスがとても魅力的です。
一方で、NE-UBS10Cは、コストを抑えながらも基本機能やメニューの豊富さで十分満足できるモデル。
毎日使う家電として、しっかり働いてくれる安心感があります。
どちらを選んでも、料理の時短や仕上がりの質はぐっと上がるはずです。

迷ったときは、自分がキッチンでどんな時間を大切にしたいかをイメージしながら選んでみてください。
まとめ
* NE-UBS10Dは「熱風フライ」対応で揚げ物に強い
* NE-UBS10Cは価格が抑えめで、メニュー数が豊富
* 両モデルともセンサー性能やグリル機能は高水準
* 自動洗浄や省スペース設計など、基本性能は共通
* 自分の調理スタイルに合わせて選ぶのがポイント
▼パナソニック NE-UBS10D▼
▼パナソニック NE-UBS10C▼
新型か旧型か、家電の選び方って難しいですよね。

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