日立の人気シリーズ「かるパックスティック」から登場している、PKV-BK3LとPKV-BK3K。見た目はよく似ているこの2モデル、実際の違いはどこにあるのでしょうか?
「機能が多いほうが便利そうだけど、価格も気になる…」
「そもそも自分の生活にはどっちが合っているの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、それぞれの特徴や使いやすさ、コスパの視点から丁寧に比較しました。
この記事では、家事に追われる毎日の中でも“後悔しない掃除機選び”ができるよう、わかりやすくご紹介していきます。
掃除機選びで重視すべきポイント
使いたいときに“すぐ使えるか”がカギ
掃除機は性能ももちろん大切ですが、「気が向いたときにサッと使えるかどうか」が、使い続けられるかどうかを分けるポイントです。
忙しい毎日の中では、「今すぐ掃除したい!」という瞬間を逃さずに対応できるかが大事。コードレスで軽くて、しかも手間が少ないモデルなら、掃除がぐっとラクになります。
掃除中の“ストレス”を減らしてくれる要素
掃除中にコードが引っかかったり、吸い込みが物足りなかったりすると、それだけで作業が滞ってしまいますよね。

その点、吸引力がしっかりしていて、床の材質に応じてモード調整ができる機種なら、動作にムダがなく、ストレスも感じにくくなります。
ゴミ捨てやお手入れの簡単さも見逃せない
見落としがちですが、掃除機のお手入れのしやすさはとても重要。
特にダストカップ式は、ゴミを捨てるときにホコリが舞ったり、内部の掃除に手間がかかったりすることも。
一方、紙パック式であれば、袋ごとポイっと捨てるだけで済むので衛生的です。
掃除機は“毎日ちょっとずつ使うもの”だからこそ、使い始めから片付けまでがラクなものを選ぶと、続けやすさが全然違ってきます。
PKV-BK3Lの特徴とメリット
自動で吸引力を調整してくれる“かしこさ”
PKV-BK3Lは、日立の「かるパックスティック」シリーズの中でも、より便利さを追求した上位モデルです。
特に便利なのが「自動運転モード」。
これは、床の材質や使っている人の動きに応じて、吸引力を自動で最適に調整してくれる機能で、「今ここは強く吸ってほしい」「ここはそんなにいらないかも」といった判断を、いちいち自分でしなくてもいいという快適さがあります。
たとえば、リビングはフローリングで、カーペットが敷かれた一角がある…という間取りでも、吸引力を切り替えることなく掃除ができます。
驚くほど軽くて、スイスイ動く操作性
本体の重さは約1.1kgと超軽量。
さらに、自走式のパワフルスマートヘッドが付いているので、掃除機を前に押す動きがとってもスムーズ。まるで掃除機のほうから動いてくれているような感覚になります。

階段や棚まわり、ちょっとしたすき間などでも持ち運びがラクで、1台で家中をストレスなく掃除できる安心感があります。
空気までキレイに保てる排気フィルター
目に見えないホコリやアレルゲンをなるべく室内に戻さない工夫がされているので、小さなお子さんがいるご家庭や、ペットと暮らしている方にも安心です。
PKV-BK3Kの特徴とメリット
シンプル設計でも基本はしっかり
PKV-BK3Kは、PKV-BK3Lの一つ前のモデルですが、日常使いには十分な機能を備えた信頼性の高いモデルです。
自動運転モードはありませんが、「強・標準・切」の3段階の吸引力モードが使えます。
使う場所によってモードを切り替える必要はありますが、その分、操作がシンプルなので「複雑な機能はいらない」という方にはぴったりです。
軽さ・使いやすさは上位モデルと同等
本体の重さはPKV-BK3Lと同じく約1.1kgで、自走式ヘッドも搭載。

つまり、掃除中の扱いやすさに関しては上位モデルと大きな差はありません。取り回しのしやすさや、スイスイ進む動きは健在です。
掃除の操作感が快適なので、「機能は最小限でOK。でも使いやすくて軽い掃除機がいい」と考えている方にも十分満足できる仕上がりになっています。
紙パック式で衛生的にゴミ捨てできる
このモデルも紙パック式を採用していて、ゴミが溜まったら袋ごとポンと捨てるだけ。
ホコリを吸い込む心配がないので、敏感な方やアレルギー対策を考えている方には嬉しいポイントです。紙パックの容量は0.4Lで、家庭での使用なら頻繁に交換する必要もありません。
価格帯が比較的抑えられている点も魅力のひとつ。予算を抑えつつ、信頼できる掃除機を手に入れたい方には心強い選択肢です。
両モデルの主な違い
自動運転モードの有無が最も大きな差
2つのモデルの間でまず注目すべき違いは、「自動運転モード」があるかどうか。
PKV-BK3Lにはこの機能が搭載されていて、床の材質や押す力の強さに応じて吸引力を自動でコントロールしてくれます。

たとえば、フローリングでは軽め、カーペットでは強めに吸引するよう自動で調整されるので、何も考えずに掃除ができる点がとても魅力的です。
一方で、PKV-BK3Kは3段階のモードを自分で切り替える必要があります。
この点に煩わしさを感じるか、それとも「切り替えぐらいなら苦じゃない」と感じるかで、選び方が変わってきそうです。
排気のクリーンさも違いのひとつ
PKV-BK3Lは排気性能にも強みがあり、掃除中に出る空気がよりクリーンになるよう設計されています。
花粉が気になる季節や、ペットの毛や細かいホコリを多く吸い取る家庭では、この差は体感しやすい部分になるかもしれません。
PKV-BK3Kも日立の品質を満たした排気設計にはなっていますが、排気性能を重視したい方にはPKV-BK3Lの安心感が上です。
色合いの違いは気分に影響するかも
意外と見落としがちな違いが「カラー」です。
PKV-BK3Lは落ち着いたラベンダーカラーで、どちらかというと控えめで上品な雰囲気。
一方、PKV-BK3Kは明るめのライトラベンダーで、フレッシュで優しい印象があります。
掃除機をリビングやキッチン横など“見える場所”に置く方にとっては、この色味の違いも気になるポイントになるはずです。
使用シーン別の適性
フローリング中心の住まいに強いのはPKV-BK3L
お部屋の多くがフローリングというご家庭では、PKV-BK3Lの“自動運転モード”がその力を発揮します。
床に合わせて吸引力を自動で切り替えてくれるため、段差や材質の変化に対しても柔軟に対応できます。

掃除中の「ここは強く吸ってほしい」「ここはあまり力がいらないかも」という判断をお任せできるので、掃除全体のリズムが途切れずに済みます。
カーペットやラグの掃除もどちらも得意
どちらのモデルも、カーペットやラグの掃除にしっかり対応しています。
PKV-BK3Kは「強モード」を選べば、毛足の中に入り込んだゴミや髪の毛も十分に吸い取ってくれますし、PKV-BK3Lは自動で強くなる場面で確実にパワーを発揮します。
もしお部屋の一部にカーペットを敷いているというケースでも、両モデルとも安心して使えます。
階段や細かい場所も軽さでスイスイ
PKV-BK3L・PKV-BK3Kどちらも約1.1kgと軽量なので、階段の上り下りや、高い棚の上のホコリ取りも難なくこなせます。

ハンディタイプにも切り替えできるので、車内や引き出しの中、エアコンの上など細かい部分にも手が届きます。
この“取り回しやすさ”は、掃除機を使うハードルを下げてくれる一番のポイントかもしれません。
デザインと収納性の比較
スリムで立てて置けるから「出しっぱなし」でも気にならない
見た目にもこだわりたい方にとっては、掃除機の“佇まい”も選び方のひとつです。
この2モデルはどちらもスリムで自立するタイプなので、使っていないときもサッと立てて置いておけます。
わざわざ収納スペースを用意しなくても、壁際や家具のすき間に立てておけるのは嬉しい仕様。
「掃除機は使ったらすぐ片付けなきゃ」というストレスがなくなることで、掃除へのハードルもぐっと下がります。
インテリアの邪魔をしない落ち着いたカラー
PKV-BK3Lのラベンダーは、グレーがかった柔らかい色味で、落ち着いた大人の雰囲気があります。
一方、PKV-BK3Kのライトラベンダーは少し明るめで、ナチュラルな部屋や北欧系のインテリアにも合わせやすい印象です。

毎日目にするものだからこそ、気分が上がる色合いを選べるのは嬉しいポイント。
どちらも派手すぎず、生活感を出しすぎないカラー展開になっています。
それぞれの商品の使いやすさ
とにかく軽くて持ち運びがラク
両モデルの魅力は、なんといっても「軽さ」です。
約1.1kgという軽さは、実際に手に取ると“拍子抜けするほど軽い”と感じる方も多いかもしれません。
階段掃除のときも、片手でサッと持ち上げられるので体への負担が少なく、「ちょっと掃除しようかな」という気分になりやすいです。
特に、腕力に自信がない方や、掃除機を持ち運ぶのが面倒で掃除が後回しになりがちだった方には、この軽さが大きな助けになります。
自走式ヘッドでスイスイ進むストレスフリーな操作感
自走機能付きのスマートヘッドは、掃除機が自分から前へ進むような感覚に近く、「押す」という感覚がほとんどありません。
床にピタッと密着しながらも軽やかに進んでいくので、フローリングもカーペットもスイスイ掃除できます。
また、ヘッドがしっかり動いてくれる分、ユーザーは方向転換や持ち上げるときにだけ力を使えばよいので、腕や手首の疲れがほとんど出ません。
ハンディスタイルにも変身、掃除の幅が広がる
スティック型として床を掃除した後、そのままハンディに切り替えて棚や家具、車内の掃除へ。

どちらのモデルもこの切り替えが非常にスムーズで、わざわざ別の掃除道具を用意する必要がないのが大きな魅力です。
この1台で家中の掃除が完結するから、物を増やしたくないミニマル派の方や収納スペースが限られている方にもおすすめしやすいモデルです。
費用やコスパなど
本体価格の違いとその意味
2モデルの価格差はおおよそ5,000円~8,000円前後ですが、この違いは主に「機能面の追加」によるもの。※ショップによって、また在庫によっても価格は変わります。
PKV-BK3Lは、自動運転モードや強化された排気性能が搭載されている分、価格はやや高め。ただし、こうした機能は「日々の掃除をどれだけラクにできるか」という点に直結するため、価格以上の満足感につながるケースも多いです。
PKV-BK3Kは、その分機能を絞ることで価格が抑えられていて、シンプルな使い方を希望する方にとっては、むしろ「ちょうどいい性能と価格のバランス」と感じられる内容になっています。
ランニングコストはどちらも同じで安心
どちらのモデルも紙パック式で、専用の「かるパック(CV-PF9など)」を使用します。
紙パックは1枚100円台で購入でき、満杯になるまでの期間は使用頻度によりますが、一般的な家庭であれば数週間~1カ月ほど持つことが多いです。
ゴミを捨てるときに手が汚れにくく、ホコリも舞いにくいので、衛生面でも安心です。
お手入れがラクということは、長く使う上での“手間コスト”が減るという意味でもあります。
それぞれの商品がおすすめの人
機能性重視で快適に掃除したい人にはPKV-BK3L
「とにかく掃除をラクにしたい」「機能に投資することでストレスを減らしたい」――そんな方には、やはりPKV-BK3Lがおすすめです。
吸引力の自動調整や、クリーンな排気性能は、毎日の掃除をより快適にしてくれます。

また、掃除のたびにモードを切り替える手間がなくなるので、家事を時短したい方や、掃除の億劫さを減らしたい方にはぴったりの1台です。
特に、家族にアレルギー体質の方がいる、ペットを飼っていて部屋の空気にも気を配りたいという方には、このモデルの高い性能が心強い味方になるはずです。
シンプルさと価格のバランスを重視する人にはPKV-BK3K
一方で、「あれこれ高機能でなくても、基本的な掃除がしっかりできればOK」という方にはPKV-BK3Kがぴったりです。
必要なモードは備えていて、軽さもあり、操作もシンプル。使い方に迷うことがないのも大きな安心ポイントです。
また、「掃除機は初めて買い替える」「なるべく出費は抑えたい」という方にとって、手頃な価格で必要な機能が揃っているというのは、非常に選びやすい条件になるでしょう。
最終的にどちらを選ぶべきか?
“掃除のしやすさ”をとことん追求したいならPKV-BK3L
「掃除の手間をできるだけ減らしたい」「機能に頼って家事の負担を軽くしたい」という方には、PKV-BK3Lがとてもおすすめです。
自動運転モードによって、床の材質や掃除の動きに合わせて吸引力を最適化してくれるので、考えながらモードを切り替える必要がありません。
「スイッチを入れてあとはお任せ」で、家中の掃除がテンポよく進んでいく快適さは、一度体験すると手放せなくなりそうです。
さらに、排気性能の強化によって掃除中に出る空気も清潔に保てるため、花粉やハウスダストが気になる季節でも安心。

アレルギーを気にするご家庭や、小さなお子さん・ペットがいる環境にぴったりのモデルといえます。
価格はやや高めですが、それに見合う「快適さ」と「時短効果」が手に入る一台です。
必要な性能だけに絞って、手頃に選びたいならPKV-BK3K
「掃除機に高機能は求めない。でも信頼できる品質と使いやすさは譲れない」という方には、PKV-BK3Kがぴったりです。
自動運転モードこそありませんが、吸引力はしっかりしていて、掃除機としての基本性能は申し分なし。
軽さや自走ヘッドなど、毎日の使い勝手に関わる部分はPKV-BK3Lと共通なので、「動かしやすくて、疲れにくい」という操作感はちゃんと得られます。
さらに、紙パック式でゴミ捨てが簡単、手が汚れにくいという安心感も同じ。

価格を抑えつつ、“欲しい機能だけを選ぶ”という意味では、非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。
特に、スティック型掃除機を初めて使う方、限られた予算の中で安心して選びたい方には、自信を持っておすすめできる機種です。
最後は“何にラクさを感じるか”で決めるのがおすすめ
どちらを選んでも、軽さ・取り回しの良さ・ゴミ捨てのしやすさといった「基本の快適さ」はしっかり備わっています。
そのうえで、“自動で吸引力を変えてくれる安心感”や“排気の清潔さ”を求めるか、あるいは“シンプル操作と価格重視”でいくか。このあたりが最終的な判断材料になります。
掃除機は一度買うと数年は使うものなので、少しだけ未来の自分の生活をイメージして、「この機能があってよかった」と思える方を選ぶのが正解です。
まとめ
* PKV-BK3Lは「自動運転モード」や「排気の清潔さ」など機能性重視の上位モデル
* PKV-BK3Kはシンプル操作&お手頃価格で、基本性能はしっかりカバー
* どちらも約1.1kgと軽量で、自走式ヘッド搭載。使いやすさは共通
* 掃除を“より快適に、時短で”こなしたいならPKV-BK3L
* コスパ重視で選びたいならPKV-BK3Kがおすすめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。

あなたの暮らしにぴったりな掃除機選びの参考になれば嬉しいです。すっきりとした毎日をお過ごしくださいね。