天ぷらを揚げたのに、思い通りにカリッと仕上がらないことってありますよね💦
特に、揚げ物の仕上がりに日々の差が出やすいのが天ぷらです。

では、一体何が原因で天ぷらがべちゃべちゃしてしまい、サクッと揚がらないのでしょうか?調べてみました!
天ぷらがしっとりとしてしまう主な原因
天ぷらの仕上がりを左右する要因として、以下の点が挙げられます。
✘油の温度の低下
✘衣の混ぜ過ぎ
✘材料の水分放出
これらを解決するためには、次のような方法が効果的です。
◯天ぷらの衣を冷たく保つ
◯材料を少なめにして一度に揚げる量を減らす
◯揚げる前に材料の水分をしっかりと拭き取る
◯揚げ油に少量のごま油を加えることで香りを良くする

これから、これらのポイントを抑えながら、天ぷらをべちゃべちゃさせず、カリッと美味しく揚げるコツをご紹介します。
また、もし天ぷらがしっとりしてしまった場合のリカバリーメソッドも解説します。これで、食べ残しの天ぷらも再び美味しく楽しめます👍️
天ぷらの仕上がりに影響を与える要素
天ぷらがべちゃべちゃしがちな主な原因にはこのようなものが考えられます。
– 材料の水分
– 衣の状態
– 油の温度
油の温度が重要
天ぷらを揚げる際には、油の温度が非常に重要です!
油が十分に熱されていないと、材料を入れた際に温度が大きく下がり、カリッとした仕上がりにはなりません。
最適な温度は約180度です。常に適切な温度を保つことがカギとなります。
衣の調整がポイント
天ぷらの衣は適度に混ぜるのがコツです。

あくまでもサクッ!ザックリと混ぜるのがおすすめです。
過剰に混ぜると、グルテンが形成されてしまい、衣がねばついてしまいます。サクッとした食感を保つためには、衣をあまり混ぜすぎないよう注意しましょう。
材料の水分と酸化油の影響
そして、材料の水分も重要!
そもそも野菜や魚介類、肉には自然と水分が含まれています。
これが出すぎると天ぷらがべちゃっとしてしまいます。また、使い古した酸化した油は水分の蒸発を阻害するため、新鮮な油を使用することも大切です。
油も最近は高騰しているから、悩ましいところではあります。
天ぷらをサクサクに揚げるテクニック
天ぷらをべちゃべちゃっとさせず、サクサクに仕上げるための主要なポイントは、以下の3つです。
– 揚げ油を適温に保つ
– 材料の水分をしっかり拭き取る
– 衣を過剰に混ぜない
揚げ油の適量が重要
天ぷらを揚げる際には、鍋に入れる材料の量を控えめにします。
一度にたくさん入れると一気に油の温度も下がるからです💦

適量は鍋の表面積の1/3程度!特に、火が通りにくい野菜は160度でじっくり揚げ、その後180度で肉や海鮮類を加えるのがコツです。
材料の水分を効果的に取り除く
揚げる前に、材料の水分はキッチンタオル等でしっかりと拭き取ることが大切です。
さらに、打ち粉をしてから衣を付けることで、衣の密着を良くします。
衣の温度管理
衣を冷たく保つために、氷水を使うと衣がサクサクに仕上がります。
小麦粉は事前にふるいにかけ、卵も冷やしておくと良いでしょう。マヨネーズを少量加えることも一つの方法です。
油の選択と使用
ごま油を少量加えることで、サラダ油の性質を改善し、よりカラッとした仕上がりになります。特に、天ぷら専門店でも使われる太白ごま油の使用がおすすめです。
しっとり天ぷらの再生方法
カラッ・サクッと揚がらずべちゃべちゃに仕上がってしまった天ぷらは、オーブントースターで温め直すことで再びサクッとさせることができます。
ただし焦げやすいため、ホイルを使ってカバーするのがポイントです。電子レンジは水分を閉じ込めがちなので、避けましょう。
残った天ぷらの活用法
家での天ぷら作りでは、多種多様な材料を使いたくなるものです。特に野菜は、子どもたちが食べやすいように多く揚げがちです。
これらの材料は、翌日のお弁当に活用することで、無駄なく消費することができます。残った天ぷらも、適切な方法で温め直せば、お弁当にもぴったりのおかずになります。
残った天ぷらをお弁当で活用する方法
残った天ぷらを翌日のお弁当に活用できれば、時短にもなり経済的にも助かりますね。
しかし、時間が経つと天ぷらから油が滲み出し、食感が損なわれがちです。それでも、上手に活用すればお弁当の一品に変身させることが可能です。
市販の冷凍天ぷらと同様に、自宅でも冷凍保存が可能です。
最新の冷凍庫は瞬間冷凍機能を備えていることが多いですが、これを活用していない人は意外と多いようです。
瞬間冷凍は食品の新鮮さを保ちながら急速に冷凍するため、天ぷらの味と食感を保つのに最適です。

せっかくの機能なのでしっかり使いたいですね♪
冷凍前の準備
天ぷらを冷凍する前には、油をしっかりと切ります。
揚げた天ぷらを網の上に置き、余分な油を落とすことが重要です。
その後、密封容器に移して瞬間冷凍庫に入れることで、自家製の冷凍天ぷらが完成します。これを普通の冷凍庫に移して保存し、必要な時に取り出せば良いでしょう。
冷凍天ぷらの解凍と再加熱
解凍時にはオーブンや魚焼きグリル、トースターを使うと、天ぷらが再びカリッと仕上がります。
この工程を経ることで、余分な脂も落ち、より健康的に楽しめます。

そのままお弁当に入れる際は、適量の塩を振って仕上げましょう。
まとめ
カリッと美味しい天ぷらを揚げるためのポイントは、以下の通りです。
★材料を適量ずつ鍋に入れ、温度が下がり過ぎないようにしましょう
★材料の水分はキッチンペーパー等でしっかり取り除いてから衣に入れます
★天ぷらの衣は冷たくしてサクッと混ぜましょう
★言い忘れましたが、天ぷらの衣に炭酸水を混ぜるのも良い感じになります
★ごま油を加えると水分が抜けやすく、サクッとした食感になります

これらのポイントを抑えることで、自宅でカリッとした天ぷらを楽しむことができます。